アレルギーセラピーの原点

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先日。アレルギーの番組がやってました。
それを見ていて改めて思い出したことがあります。

数年前のある時期。
セッションで、アレルギーの子供達を集中的に診ていた時がありました。

卵、そば、小麦、アトピー、喘息。

世の中には、本当にアレルギーの人が多くて。
多くの子供達や親がアレルギーで苦しんでいる事を知りました。

ある時。
うちの子のお友達が我が家に遊びに来ました。

ワイワイ、ガヤガヤ。
みんなで遊んで嬉しそう。

そしておやつの時間になった。

そんな中。
みんなと一緒の輪から抜けて別の所に行く子がいました。
他の子たちはおいしそうにおやつを皆で食べているのに、その子だけ持ってきたおやつを食べています。

私の中でその現象はとても衝撃的でした。

後で聞いたら、小麦、卵のアレルギーがあるとの事。

『自分だけみんなと同じものが食べれない。』

(実際はその子も皆と一緒に自分の持ってきた物を食べれば良かったはずなのに。この時点でこの子の中に比較という概念が形成されていると言う事なのでしょう)

添加物。素材。
様々な事も言われています。
何をもって安全なのか。
安心な物ってなんだ。

このご時世。もしかしたら、

【いろんな物が食べれない事の方が逆に、身体にとっては正常な作用】

なのかもしれないとも思えてしまいます。

しかしその時僕は思いました。

この子もみんなと一緒に同じものを食べられるようになったら、きっと、もっと楽しいだろうなと。

何故そう思ったのか。

その子淋しそうだった!

一人だけ、
その輪に入れず、
無言で食べる。

おいしいはず、無いよね。
楽しくなんて、無いよね。

でも、何で輪から離れなければならないのか。
今でも疑問ですが。

そして次の時。その子は遊びに来なかった。

何だか、悲しかったです。
(これはもしかしたら私の概念かもしれませんが。)

そして思った。

あのような子が減ると良いな。
アレルギーが減ると良いな。
食べても身体がきちんと排毒できて、
身体がその様な環境に戻って、
皆と一緒に楽しい時間を過ごせる子たちが増えると良いなって。

それからです。
アレルギーに向き合いました。

子供のアレルギーセラピーをやると決めました。
すると不思議な事に、たくさんのアレルギーの子供達が、
まるで僕の思いに吸い寄せられるように、来られるようになった。

アレルギーセラピー
子供セラピー

最初の頃、子供セラピーと称し、中学生以下の子供達のセラピーは無料で行っていた。
沢山の子供たちを見たい。
沢山の子供たちに希望を見いだせないか。
その様な子を持つ両親の気持ちを少しでも軽く出来ないだろうか。
うちにも子供が居ますのでね。

そんな思いでした。

沢山のアレルギーの子供たちも見た。

何で、アレルギーになるの?

いろんな原因が考えられます。

予防接種?
ホルモンバランス?
腸内環境?
肝機能低下?
腎機能低下?
ストレス?
ジオパシックストレス?
家の環境?食生活?感情?遺伝?

様々な原因という名の可能性。

どれもがそうかもしれないし、そうでないかもしれない。
その全てがあてはまるかもしれないし、その全てがあてはまらないかもしれない。

分からないなと思った。

だから、沢山の子供たちのセラピーを行った。

結果、食べられなかったものが食べられるようになった子もいた。

結果、食べられるようにならなかった子もいた。

どうしてもそんな時は、
結果を出せなかった方にフォーカスする自分が居たので、結構落ち込んでいた。
無力感。むなしさ。
いろんな思いが錯綜したのを覚えています。

絶対という事なんて無いはずなのに。

今自分が出来ることをやる。
今目の前の人と向き合う。

アレルギーに関係なく、セラピー全般に言える事です。

アレルギーが今、とても多いです。
増えて来てます。

何かしらお役に立てるのであれば嬉しく思います。

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