老子から学ぶこと

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昔から老子が好きで。先程久々に目にしたこの文章。
改めて成る程と思った老子の言葉。

「美しいものは、実は汚いものがあるから美しいと呼ばれる。

善い物は、実は善くない物があるから善いと呼ばれる。

ものが存在するのは存在しないからだし

混乱があるのは単純があるからだ

低いがなければ高いもない

寂がなければ騒もない

在るは無いに依存し

現在は過去があるから存在する。

だから道を知る人は
あくせくと事をせずに成し遂げる。
言葉を言わずに伝える
全てを持って、しかもひとつである。
何も生まず、何も持たず
生を営む
成功を求めない
求めるものが無いから
無くすこともない。

老子『道徳経』第二節より

昔の教え。
それは今の私達の生き方にも反映されます。

 

私達は、
何かをなそうとしすぎてて、自分を見失い。
変わろうとやり過ぎてて、変われない自分を責めて。
良いものばかりを求めすぎてて情報過多となり、自らのメッセージに気付けなくて。
健康ばかりを意識しすぎてて、自分を信頼できず。
凄いものを求めすぎてて、何かにすがろうとしてて。

そうやって偏りに気付けなかったりしてます。

 

自分が正しいとか。
相手が間違ってるとか。

何かに極が傾けば、
反対側が主張してくる。

戻ろうという作用が働くけど、
それがいけないと思考が判断して、
その作用を止めてしまう。

元に戻る事が不自然であると解釈してしまう。

正解なんてないのに、
何か、答えを求めてしまう。

その繰り返し。

何を統合するのか。

それは、自分が偏った時に、
自らの中にその答えへの導きが見えてくるのかもしれません。

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